←超烈風!
山頂からの360度パノラマは
ここをクリックして「茶臼岳」を見てください
那須 2002年5月25日 
熊本です。

25日(土)高橋(雄)さん、川島さん、藤岡さんと私の
4名で、那須・朝日岳・茶臼岳に行ってきました。
快速フェアウエーで黒磯駅に9:01着、那須ロープウエーまでの
バス切符を買うと強風のためロープウエーは運行停止とのこと。
帰りのルート変更を考えながらバスに乗り込む。
ロープウエー山頂駅着は10:20。
晴天で所々に見える雲も高く終日
の好天が期待できる。
目指す朝日岳(1896m)をバックに
写真を取り登山開始。
新芽の出始めた潅木の道を約30分
歩くと一面緑の絨毯を敷き詰めた様
な笹原の鬼面山、真茶色の火山岩
に所々尖った奇岩を有する朝日岳、
峰の茶屋と一気に視界が開ける。
と同時に茶臼岳と朝日岳の中間の
鞍部にある峰の茶屋からは強風が
吹き降ろし、火山礫の砂が眼や口
に飛込む。
向かい風に、進むにつれ風は強く
なり、それに抵抗しながら峰の茶屋
まで更に30分。
烈風は瞬間風速は30m以上か、
背を丸め、
両足に力を入れ踏ん張らないと谷
に吹き飛ばされる。
峰の茶屋を風除けに使い休憩を
取り、イヨイヨ朝日岳に向かう。
剣が峰の東側の急斜面は幸いな
ことに山陰で風が無いが、まだ
雪渓が残り、ここを横切るが所々
溶けスリップしやすく、
ユックリと安全な足場を確かめ
ながら何と渡りきる。
(もし風があったらとても歩けない
だろう、谷底に転落か?)。
第2の鞍部がまた強風の通り道、
時々転倒しないようにしゃがみ
込みながら前進する。
朝日岳の北西側斜面の岩場を
慎重に登る。
第一の鎖場を何とかクリアーし、
更に第2の鎖場瓦礫の痩せ尾根
に取りつくが、突風をまともに受け
シッカリ鎖に頼るが、体を吹き飛ば
される危険があり、
山頂を目前にして、ここで
朝日岳登頂は断念する。
剣が峰の風除けで昼食をとる。
川島さんが持参したキムチを
カップラーメンにまぜ、
キムチラーメンの早代わり、
これが実に美味く、今後病み付き
になりそうな味でした。
一旦峰の茶屋まで戻り、今度は
茶臼岳山頂に向かう。
相変わらずの風の中、ガレ場を
20分登ると火口壁にたどり着き
お鉢の周りを一周しながら山頂。
先端(1915m)には那須神社の
祠があり、無事登山を祈願し
全員で登頂写真を撮る。
天候も良く360度の眺望は
素晴らしい。
計画では20分の下りでロープウエーで降りる
予定であったが、運行停止とのことで峰の茶屋
経由で登りのルートを下山。
山麓駅のバス停に15:30到着。
バスが40分遅れとのことで16:10に乗り込み、
車窓から八幡のつつじを眺め、那須湯本で途中下車。
那須温泉の源泉「鹿の湯」に入る。
バス待ち時間(18:10)まで、近くの食堂に
飛び込み、ビールで乾杯、無事下山を喜び合う。
17:01黒磯発の普通で帰路につく。

皆さん強風との戦いにお疲れ様でした。
途中の笹原

      ⇒
(参考写真)
このあたり
の秋の紅葉
     
茶臼岳
剣が峰
峰の茶屋
朝日岳

この辺で
引き返す
雪渓↑

ここで昼食
(朝日岳から引き返す途中)
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