熊本です。
一ヶ月振りの山行で表妙義山に原田さん、川島さん、高橋ブラザース(文さん、雄さん)堀さんと6名で
行ってきました。
朝7:16の上野発で高崎から上信越の松井田着9:40分。降りる直前に隣に座った女性(ボランティアの
ガイドさん)から松井田駅にタクシーはないとの情報で、車中から二つのタクシー会社へ電話するが、
一台しか確保出来ない。駅を降りて納得。同じ電車の約20名の登山GPが5台を予約済み。
仕方なく登山口の中之岳神社まで一台で6名をピストンで送迎してもらう。
予定より40分のロスである。東京出発時は曇りで雨模様であったが、妙義は雲も風もなく青空が
広がっており暖かい。皆が揃うまで先発組は荒船山やこれから挑戦する妙義の写真撮影。
10時40分に全員揃い歩行開始。
10分で小手調べの2m鎖場を
超えると第一石門の紅葉が逆行
に映え見事だ。


第二石門へ向かうが、手前で渋滞
し一向に前に進まない。










20分くらい待たされた頃、鎖場の
難所は無理と登山ツアーの年配
女性が途中から引き返してきた。
装備を見ても登山経験はなさそう
で岩場・鎖場の妙義はどう見ても
無理だ。
このようなツアー会社が中高年
登山事故の元凶か、困ったもの
である。
いよいよ15mのカニの横ばいから
連続して5mの縦バイで狭い石門
のトップにくる、
足場はシッカリつくられており、
バランスを保てば登りは問題無い。
更にイキナリ20mの垂直下降の
鎖場。足場は見えにくくなるから、
体を谷側に反らし、滑らない様に
靴底を岩場にフラットに確保し、
3点支持で降りれば安全に降り
られる。




全員第二石門をクリアー。
もう一つ小さな鎖場を超え、高度を
上げると第四石門につく、石門の間
から大砲岩が覗ける。
登山雑誌に良く載っている風景だ。
我々も写真に収める。
休憩の広いベンチがあるが満員で
11:30でもあり、本日のハイライト
大砲岩へ向かう。
15mの岩壁を鎖で登り、カニの
横ばいを超えると更に10mの
垂直の壁を2本の鎖で這い上がる。
目の前に天狗岩と右に大砲岩が
あり左奥の白雲山から麓に掛けて
赤・黄に染まった紅葉が鮮やかに
輝く。




天狗岩のピークへ5人を送り出し
小生は撮影係。
そこは蟻の門渡りの20センチ幅の
ピークで冷や汗を含んだ大汗を拭う。
大砲岩を目の前に、無風で青空の
天気は申し分なく、奇岩・岩壁の
幾つかの鎖場を登破した満足感
に浸りながら360度の紅葉の景色
に一同堪能する(11:40)。
慎重に第四石門近くまでの鎖場を
分岐点まで戻り(12:00)妙義神社
への中間道を帰路コースを昼食の
出来る広いスペースを探しながら、
緩やかな登り下りを繰り返し落ち葉
の絨毯道を下る。
もう鎖場はないが変って今度は
紅葉が目を楽しませてくれる。
雲間から太陽を浴びた黄・赤が一段
と鮮やかに輝く。
13:00とうとう東屋まで来てしまい、
やっと昼食の休憩。



早速、赤ワインで鎖場の登破と
本日の天候・紅葉に全員満足の
乾杯。
各々カップ麺やオムスビで腹ごしらえ。
第二見晴らし、第一見晴らしを経由して
本日登山コースの終着地、妙義神社へ
15:00到着。
妙義プラザ「もみじの湯」で汗を流し、
生をジョッキ2杯空け帰路につく。
←もみじの湯から見た夕暮れの
妙義山(白雲山)
晴れ・岩場と断崖絶壁のスリル・
紅葉・温泉で大満足の一日でした。
←天狗岩からの360度パノラマはこちら
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