熊本です。

14日(土)の忘年登山は積雪の愛鷹山(越前岳1507m)に登り、終日、富士山を満喫して来ました。
JR御殿場駅9:00集合で集まった参加者は原田さん、鵜飼さん、半沢さん、堀さん、高橋(雄)さんに
(雄)さんの山仲間の小関さん、斎藤さんと熊本の8名と大盛況。
タクシー2台と斎藤さんの車に分乗し、登山口から愛鷹神社まで入る(標高750m)。
一面9日に降った雪で真っ白。登山準備後、集合写真を撮り9:45いよいよスタート。
積雪は20cm程度で今週寒かった
せいか殆ど溶けていなく、下は
凍結状態。
登山道はしっかりしておりアイゼン
なしでも問題はない
陽が差して直ぐに汗が額からポタポタ
流れる。
約30分で愛鷹山荘(無人小屋)に着き
汗を拭き、二枚ほど上着を脱ぐ。


何と後から登ってきたパーティーは
堀さん、高橋(雄)さんの知り合いの方
(ソニー)でした。
更に約15分ほど高度を上げると、
右に黒岳、左に越前岳への分岐
我々は左のルートに向かう.。
登山道は次第に深く抉られた沢道
になり直登に近くなる。
積雪のため登山道の認識が出来ず
とにかく踏後を頼りに進む。
深い林の中で景色は雪で全面
真っ白な山肌のみだが、雪は
気温が低いためサラサラである。
木と木の間が狭くなりしまいに
藪コギの感じで登る。
どうやら正規の登山道から外れて
いるらしい。
しかし積雪に踏み後がありそのまま
登り、30分くらいしてやっと本来の
登山道に出る。
視界が開け稜線に出た。
左側に岩峰の切り立った山並み、
右に木の間から富士山が覗ける。
急な稜線を登りつめるとやっと
富士見台.。
(昭和13年発行の50銭紙幣の
富士山の撮影地)に到着(12時)。
予定より20分程遅れている。
残念ながら富士山に雲が掛かって
しまっている。
寒さで手はかじかみ、とにかくここで
昼食。
各自湯を沸かし恒例のキムチラーメン
で暖を取る。
この間、雲の切れ間がシャッター
チャンスと写真を取り続ける。





前方越前岳は見の前だがまだ
標高差50m程度ありそうだ。
アイゼンを装着し最後の急登を詰めて
13:00に越前岳山頂(1507m)に立つ。
雲が切れ正面に富士山が現れる。

二合目くらいまで雪で真っ白、富士を
バックにここで記念撮影。
富士の左手には真っ白に冠雪した
南アルプスの峰峰が連なり、右手
には丹沢山塊が薄っすら雪化粧だ。
山頂から十里木へ一気に下る。
雪に石が埋まった山道はクッション
が良く膝や腰に負担が掛からず、
枯れ木のブッシュの間を快適に
降りられる。
30分ほどでベンチのある展望台に
到着。
越前岳山頂からは南に箱根・愛鷹山塊・
駿河湾、北西に南アルプス、北に富士山
の大パノラマ。(→右にスクロールして見てください)
雲は完全に切れ、何の遮るものも無く、
裾野まで雄大な富士山に、全員感激。
全員がカメラ片手に、しばし撮影会。








ここからは真正面に富士山を見ながらの
約30分の下山。
2:30呼んでおいたタクシーが丁度到着し、
新宿で忘年会がある半沢さんとは残念
ながら、ここでお別れし、我々は一路、
日帰り温泉ヘルシーパーク裾野へ向かう。
町営で\500/3H(サウナ付き)安いだけ
でなく、空いており、大広間も和室、洋室
とも広い。
富士山が真正面に見れる湯船に
ノンビリ浸かり、本日の天候と雄大な
富士に感謝。
この後は第二部として本年最後の
忘年登山で忘年会となり、締め括りの
山登りが最高の富士山を満喫したこと
で話に花が咲く。

以上
駿河湾
『山旅』第142号
雄大な富士を望む『越前岳1,507M』二等三角点峰へ・・・
H14・12/14 快晴 高橋さん&クマさん会の皆さんプラス斉藤さん・小関

高橋さんから所属する山の会山行へのお誘いを受ける。
目的の山は富士の裾野にある大展望台の越前岳との事。
深田クラブの二百名山の一つである。
ありがたく参加させて頂く事に決定する。私にとってはなかなか一人では
行きにくい山域である。
おまけに週末の天気は保証されている。最近は安定気候が続いている。
事前に小田急ロマンス・カー『あさぎり』御殿場行きの切符を求めた。
7:20新宿発。それに途中から斉藤さんも合流してくれた。
御殿場駅前でSONY山の会『クマさん会』の皆さんとも無事合流出来た。
TAXにて登山口へ直行する。
途申から数日前の消え残りの雪が現れる。
既にP場には数台の先着車が並んでいた。
愛鷹神社登山口9:45スタートした。最初は植林の中を行く・・・
今日は陽も差して天気は上々の様子。雪を踏んで8人が登り始めた。
この辺で愛鷹連峰の説明を少し…最高峰は目指す越前岳である。
そこからは尾根の縦走路づたいに呼子−鋸岳−(その名も意味深な?)位牌岳
へと続いている。
ガイドでは途中に危険!なケ所もあるとか…。
今回は時間も無くショートコースとする。小さな石のほこらを過ぎ緩やかな
登山遺を行く,やがて雑木林帯となりクマ笹も繁っている。傾斜が緩む頃その
メルヘン・チックな小さな山小犀…『愛鷹山荘』に到着。10:15であった。
シーズン中は要予約?10人位らいの可愛いい小屋である。
横には銀明水が湧いて、2-3張りのテント場有り!
一度泊まってみたい雰囲気の小屋だった。少し登ると尾根筋に出た。
右へ黒岳…我々は左へ進む…木立のフレームの中に白く輝く『富士』を見る。
吹き溜まりの雪は約20CM程か?雪景色の山行となった。アイゼンが必要かも…?
と頭を横切る。カレ沢状の急登を尾根に直登する。
どうやら道を雪の為に踏み間違えたらしい…
再び正しい登山道に戻って、息継ぎの時右手に木の間から見え隠れする富士を
眺める!
通称・北白ガレンと呼ばれる左手のザレ場からは,白く雪を付けたギザギザの
稜線がまるで北アルプスと見まごう程に望まれる。
その山容は、けっしてオーパーではないくらいである。思わず力メラを構えた。
ノコギリ岳?にピントを合わせる。
やがて樹林が切れて、展望台の富士見台に11:55到着。???見えない!デッカイ
富士は雲の中…それに風も吹いて来た。ここでランチタイムにした。
それでも時々『頭を雲の上に出し…』歌の通り雲の切れ間から頂きが顔を出して
くれた。ここは富士のビューポイントであるが少し残念だった。
熊本さんから全員にワインの振る舞いを頂く。何よりも寒い時の山ラーメンだ
美味しい!ブナの大木が目につき始めると1,507Mの山頂に飛び出した。
13:00ジャスト。駿河湾から吹き上げる風が強い…
目を転じればいつしか富士も青い空の下にクッキリと浮かんでいた。
その左には白く冠雪した南アルプスの連なりが遠望出来る。
見下ろす海には陽も当たり明るく光っていた。
一見穏やかそうだがとにかく強風だ!
全員集合して富士をバックにポーズを決めた。
そしてもっとゆっくりしたい頂きを追われる様に後にした。
雄大な裾野を引いた富士は澄んだ青空の下、大きな宝永噴火口も
『アバタも笑クボ』に望まれた。
三角点石にタッチして十里木方面への下山にかかった。
心配した雪道は凍って無く不安は解消した。
冬枯れの雑木の中,急坂をグングン下る…このコースは正面にずっと
富士を見ながらのGOOD!コースである。
特に1,098M笹峰から展望に、思わず全員感激14:25無事下山した。
おまけも付いて帰賂に立ち寄った『裾野市美人の湯』からも富士の
夕景を望みながら今日の汗を流して温まった。
充実の富士見旅となった。
P:S、クマさん会の皆さん,楽しい山旅ありがとうございました。
富士はやっぱり『日の本・一の山』でした。
またの再会を楽しみにしています!
以下、小関さんからの紀行文を紹介します。
(小関さんは山登りの記録を「山旅」
という文集にしており、なんと今回で
142号です。「山の本」にも寄稿したり
しています。)
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