全国を巡った紅葉愛好家の体験談

私は紅葉の名所を見るため、全国あちこちを旅しています。北は北海道・大雪山から、南は九州・屋久島まで、今まで訪れた場所を数えてみると、なんと50箇所にも上りました。

それぞれの場所で出会った紅葉は、どれも個性的で美しく、心に深く刻まれています。季節の移ろいと共に変化する自然の芸術作品は、何度見ても飽きることがありません。

これまでに訪れた紅葉スポット一覧

北海道:大雪山、層雲峡
東北:三ツ石山、八幡平、中尊寺、安達太良山、栗駒山、磐梯山、那須、尾瀬、日光、碓氷峠アプトの道、龍王峡
関東:赤城山、榛名山、妙義山、筑波山、養老渓谷、秩父ミューズパーク、日立海浜公園
東京:六義園、昭和記念公園、神代植物公園、高尾山、百草園、奥多摩昔道、国立大学通り
神奈川:大山寺、箱根湯坂道、湯河原
静岡:熱海梅園、修善寺
甲信越:西沢渓谷、笹子雁が原摺り山、雲場池、横谷峡、河口湖、山中湖、涸沢
中部:香嵐渓、立山黒部、火打山、木曾御嶽山
近畿:京都、箕輪、六甲山
山陰:鰐淵寺
九州:大船山、由布岳、屋久島

この豊富な経験の中から、特に印象深く、多くの方におすすめしたいベスト5をご紹介いたします。それぞれ異なる魅力を持つ絶景スポットです。

第5位

栗駒山

岩手・宮城・秋田の県境

山頂近辺のミネカエデ主体の紅葉・黄葉が織りなす絶景は、まさに「神の絨毯」「日本一の紅葉」と称されるにふさわしい美しさです。私はこれまでに12回も通い詰めましたが、晴天のピーク時の完璧な瞬間にはまだ出会えていません。それでも、雲に覆われた神秘的な紅葉も十分に感動的で、何度でも訪れたくなる魅力があります。山肌を埋め尽くす色とりどりの紅葉は、自然が織りなす最高の芸術作品です。

※写真は栗駒山と登山から転載。私はこれをめざして今年も行きます!
写真左(スマホでは上)は宮城県側、右(スマホでは下)は岩手県側

栗駒山の紅葉 - 壮大な山肌の紅葉
栗駒山の紅葉 - 色とりどりの山景
第4位

本土寺

千葉県松戸市

楓が主体となった境内では、建物が燃えているような錯覚を受けるほどの見事な紅葉に出会えます。特に本堂周辺の楓並木は圧巻で、真っ赤に染まった葉が陽光に照らされる様子は、まさに自然が創り出した炎の芸術です。関東近郊でこれほど濃密な紅葉体験ができる場所は珍しく、アクセスの良さも含めて多くの方におすすめしたいスポットです。静寂な寺院の雰囲気と鮮やかな紅葉のコントラストが心を打ちます。

※スマホで写真が小さい場合はスマホを横にすると写真が大きくなります。

本土寺の紅葉 - 石碑と楓の調和
第3位

河口湖

山梨県河口湖町

雪化粧した富士山と紅葉という、日本を代表する2つの美しさが同時に楽しめる贅沢なロケーションです。湖面に映る逆さ富士と鮮やかな紅葉が織りなす光景は息を呑む美しさ。早朝の静寂な時間帯には、湖面が鏡のように富士山と紅葉を映し出し、まるで絵画のような完璧な構図を見せてくれます。日本の秋の象徴的な風景がここにあります。

河口湖の紅葉 - 富士山と紅葉の絶景
第2位

大雪山

北海道上川郡

ナナカマドやウラシマツツジなどが真っ赤に染まる北の大地の紅葉は、本州とは一味違った野性的な美しさを持っています。特に旭岳近くの裾合平で出会ったチングルマの広大な草紅葉には心底感激しました。東京ドーム数個分はあると思われる一面の赤い絨毯は、まさに「ド肝を抜かれる」という表現がぴったり。北海道ならではのスケールの大きな紅葉は、人生観を変えるほどの衝撃的な美しさです。

※スマホで写真が小さい場合はスマホを横にすると写真が大きくなります。

大雪山の紅葉 - 壮大な草紅葉の絨毯
第1位

京都

京都府

Google AIによると「京都の紅葉が見事な理由は、盆地特有の大きな寒暖差、鴨川など豊かな水源、そして『都』としての歴史が育んだ日本庭園文化と紅葉鑑賞の文化が融合しているため」とありますが、私が思うに、京都はまさに昔のテーマパークのような存在です。

多くのお寺がそれぞれ競って個性を出しており、東福寺、高山寺、八瀬など、どこを訪れても異なる美しさに出会えます。その中でも一番印象に残っているのは八瀬です。比叡山の麓、ケーブルカー駅近くの池の周りのカエデの紅葉は完全に熟して、360度全方向が真っ赤という圧巻の光景でした。叡山電車の沿線の紅葉トンネルも有名で、電車に乗りながら紅葉を満喫できる贅沢な体験です。

京都は混雑が予想されるため、個人での予約は困難な場合が多く、旅行会社ツアーの利用を強くお勧めします。万が一京都のホテルが取れない場合は、大阪など近隣都市のホテルから電車で30分程度でアクセス可能です。

京都の紅葉 - 伝統建築と紅葉の調和