2010年10月01日(金曜)尾瀬至仏山 −1
                               レポートby 熊本

 

今年最初の紅葉を体験しようと、尾瀬ヶ原散策と、至仏山登山を企画した。

当初10名の参加者でしたが、吉松さんが都合でドロップ、能勢さんが直前に腰を痛めキャンセル、代わって、

堀さんが参加で9名の参加者となった。

伊能さん、竹内さん、小峰さん、須藤さん、堀さん、小野寺さん、根岸さんご夫妻、熊本である。

前日の木曜まで雨が降り、天候に危ぶまれていたが・・・・・・・・・・・・・

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今回は関越交通の新宿―戸倉間直行バスで行くことにした。コスト(往復\7000)が電車利用の半額であり、しかも戸倉にはバスの方が早く到着する。

出発はJR新南口改札を出て階段を下りたところに「JRハイウエイバス」の乗場がある。ここを集合場所とした。

前週の日曜に小野寺さんにはバス往復券を渡してあった。7:00に現れた小野寺さんに

「バス券持ってきましたね!」と言ったところ、「ア! すっかり忘れ自宅にある」とのこと、これが今回のトラブル1号で、買い直し、別途払い戻しすることで一件落着。

バスはほぼ満席で新宿を5分遅れの7:25に出発。

バスの運転手が「群馬行」「尾瀬行」ですと

頻繁にアナウスする。この狭いバスターミナルからは10分おきに、各地へ数台が発車しており、行き先を間違えて乗る人が多いそうだ。

出発時の東京は雲が厚く雨が降ってもおかしくない空模様であったが関越高速道に入ると青空が出始める。

 

9:30渋川市に入ると左手に榛名山、右手に赤城山が見えるが両山とも山頂は雲のなかであった。

赤城高原SAで二回目も休憩。

上空は目に滲みる青空が一杯に広がっており陽射しも強く、気温が上がってきた。

尾瀬戸倉には予定より早く10:50着。

ここで鳩待峠へのシャトルバスに乗り換える(\900)。事前に運転手から連絡が入っており、既に乗継バスが待っていた。

鳩待峠には11:30到着。

ベンチがありここで昼食にした。

至仏山が正面に見えるが山肌に赤みが全く見えない。今年の紅葉はダメだったのか?

と心配になる。

昨年925日に来た時は真っ赤に染まっていた。

登山口の「尾瀬」標識の前で記念写真を撮り「山の鼻」に向かってスタート。

鳩待峠は標高1591mで山の鼻は1400mであるから約200mの標高を下ることになる。

2,3分下り始めると直ぐに木道となり歩きやすくなる。

鮮やかな紅葉は見られないが、秋らしく、赤い実をつけた木が多い。

 

なかなか赤く紅葉した木はない。

オオカメ木の葉が赤黒く、このまま枯れそうだ。

河戸を下げていくと一級河川の川上川に沿って下る。

川上川はかなりの水量で流れ、このまま尾瀬ヶ原に吸い込まれる。

川沿いの近くの大きな石のところで写真を一枚撮る。

 

オオカメノキの実

トウウチソウの一種か?

 

 

マユミ

 

 

鳩待峠から約1時間で尾瀬が原の最南端「山の鼻」に着き(13:00)、本日宿泊する「至仏山荘」にチェックイン(一泊2\9500)。

ここで第二号のトラブル発生。

須藤さんが、財布がない、落としたという。

戸倉でバス券の購入時には財布から金を出し、お釣りを入れたのまでは覚えていた。

チケットカウンターで落としたか、シャトルバスで落としたか、鳩待峠の昼食時のベンチに何れかである。「至仏山荘」も主人に電話で問い合わせてもらったが、届けがないらしい。

財布は結局、見つからなかったが、男性が二部屋(7畳と8畳)、女性が7畳の部屋を確保して荷物部屋に置いて、尾瀬ヶ原散策に出かける。

 

エゾリンドウの花が開いたところ

ヤマハハコ

 

一面の草紅葉の木道を散策

秋にしては結構ハイカーが多い。

前方正面に「燧岳」を見ながら静かな秋の尾瀬が原を散策。

池塘に青空が良く映える。

ハイカーの合間に両側の木道を占有して集合写真を撮る。

池塘にナナカマド

右:ワレモコウ

右:アキノキリンソウ

30分程歩いて、お茶タイム

 

真後ろには明日登る「至仏山」と白樺

「燧岳」手前の赤い木はナナカマド

 

牛首(ヨッピ橋〜東電小屋と龍宮小屋の分岐点)。

まだ空は青く天気は問題ないが、2時を過ぎると風が冷たくなり、龍宮小屋まで行くGPと山小屋に戻り風呂に入り一杯やるGPに分かれた。

龍宮小屋まで行くのは堀さんと伊能さんだけで、残りの7名軟弱GPは小屋に戻ることにした。

左:ミゾソバ?

帰りも写真を取りながら、花を愛でながらノンビリ秋の尾瀬ヶ原を散策する。

右:ウゴアザミ

トリカブト

入浴後二階の談話室を占領しして生ビールから焼酎と夕食の17時まで続いた。

既にタップリお酒が入り赤い顔で夕食のテーブルに着く。

山小屋の夕食にしては豪華メニューである。

ローストビーフ、鶏のモモ肉焼き、野菜サラダ、豚汁鍋等・・・・

山小屋でこんな贅沢始めて。

夕食後、再び談話室に戻り宴会の続き。

18時からは山小屋の主人による「尾瀬と自然」の写真紹介とお話。

クマさん会メンバーは相当にアルコールが入っており、お話が子守唄になって自然にウトウト。

明日は至仏山登山挑戦で9時には消灯。

翌2日へ

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