「九州ツアー三日目 温泉三昧:黒川温泉」

2010年6月13日(日曜) 

レポートby 熊本

 

初日の長者原〜三俣山〜法華院温泉、二日目の平治岳(満開のミヤマキリシマ)〜坊がツル〜

九州自然探索路〜湯布院温泉は天候に恵まれ登山とミヤマキリシマを十分堪能した。

大分地方が12日午後から梅雨入り宣言とのことで、13日は由布岳登山を中止し、替わりに黒川温泉で

温泉三昧とすることで、昨夜、全員の意見が一致していた。

黒川温泉は今や全国の温泉人気ランキングがNo1だそうだ。No.2が湯布院温泉で、今回はその両方を

経験できるので楽しみである。

 

4時に目が覚め、5時半に誰もいない露天風呂に行く。案の定、雨が結構強く降っていた。

 

先ず「愛の湯」(檜の露天風呂)に入り、

次に「華の湯」(岩風呂の露天風呂)に入り

戻ると、雄さんが露天風呂の写真を撮りたい

とのことで、まだ寝ていた猿渡さんを起こし、

再び温泉に入る。熊本は今朝これで3回目で

あり、本日温泉三昧の始まりである。

8時朝食をタップリ食べ本日の活動に備える。

雨は一向に止む気配はなく、むしろ逆に強く

なったようだ。

朝の天気予報では大分地方は午前中90%、

午後80%の降雨率で所により、強風と雷も

あるという。

これで由布岳登頂の断念は完全に諦めが

ついた。

8:30車に荷物を積み込み出発の準備

蓮輪旅館の前で写真を撮り出発する。

湯布院から「やまなみハイウエー」(九州横断

道路)に入り、昨日きた道路を長者原に向け

て走る。高度を上げるとガスが強くなり視界

が悪くなったが長者原に来ると雨も霧雨に

なり視界が一気に開け明るくなった。

更に高度が上がり標高1300の牧の戸峠あたり

では殆ど雨もあがり、熊本県に入ると空は青空

が広がっていた。

どうやら我々晴れ男、晴れ女が青空を運んで

きたようで、行く先々が青空になる。

黒川温泉入口付近の温泉街

予め、蓮輪のインターネットで調べておいた、

「新明館」と「耕きちの湯」が目的である。

湯布院を出発して約1時間20分で黒川温泉郷

に着いた。

まず、管理組合の一般駐車場で車を置き、

新明館に行く。(写真は管理組合事務所)

新明館はかなり渓谷の下のほうにあり組合

事務所から急坂を真っ直ぐ下りたところに

あった。

 

http://www.sinmeikan.jp/furo/furo.html

 

ここは、新明館の主が数十年前に一人でノミ

と鎚でコツコツ掘り出して作った洞窟風呂が

目当てである。

「秘湯を守る会」に入っている。

 

早速\500−を払い洞窟風呂に入る。

中は意外と広く、女性側の洞窟風呂に繋がって

いた。

泉質はナトリュム塩化物硫酸塩泉で

ツルツルに滑らかな温泉である。

洞窟風呂入口で猿渡さんが最後に出てきた。

洞窟のため風も入らず空気も熱くなっている

ため、湯あたりしなければ良いが・・・

次は黒川温泉で人気ランキングN0.4

「耕きちの湯」である。

http://koukichi.ftw.jp/index.html

 

温泉街中心の管理事務所からは4Kほど離れた

ところにあり、筑後川源流の清流の森に佇む

自然と一体となった静かな場所にあり落ち

着く。

入口で¥400を払い別棟の浴室へ。

耕きちの湯入口で

本日の一番風呂だそうで、床も濡れていなく

気持ちが良い。

泉質は単純硫黄泉で半透明の乳白色。

硫黄の匂いがたまらない、これぞ温泉である。

大きな浴槽が二つあり、2,3度温度が異なる。

硫黄温泉を堪能したところで、12時近くなり、

ここの食事処で昼食とした。

120年前の民家で自家栽培・無農薬の野菜を

タップリ使った料理が売りである。

雄さんは山菜そば(\950)、他の3名は大分名物

「だんご汁」(\750)だ。値段は少々高めだが、

旨く納得する。

 

だんご汁(すいとんの味噌仕立てに近い)

昼食をユックリ取って、再び「やまなみハイウ

エー」で湯布院に戻る。

黒川温泉散策中の上空は青空で、全く雨に合わ

ずに済んだ。

12日に大分、熊本、鹿児島の3県で車両の消毒

が義務化され、黒川温泉から大分県への県境で、

その車両消毒が行われた。

九重連山への登りに入ると、濃霧と霧雨が降り

だして見通しが再び悪くなった。

最高点(1330m)の牧の戸峠で車を止めて九重

連山の主峰「久住山(1768m)」への登山口を見

に行く。強風が吹き荒れて、下山した登山者の

話では這いつくばって登ったとのことであった。

 

5年前の05619日・20日でこの牧の戸

登山口から久住山に猿渡さん、三輪さん、

熊本の3名で登っている。

http://wantapage.web.fc2.com/kumasan/2005nen/618kujyu/kujyu.htm

 

湯布院駅には13:45に到着し、

猿渡さんと名残惜しいが、ここでお別れとなる、

猿渡さんは再度、やまなみハイウエーで熊本から

大牟田まで戻ることになり、同じ道路を何べんも、

往復させてしまい申し訳ないことをしてしまった。

途中濃霧で見通の悪さと、三日間の我々への気配り

でお疲れであり、気をつけてお帰りください。

有難うございました。

我々は湯布院駅14:05の大分空港行のバスに乗り

込む。

14:55に大分空港に到着。

当初より2時間早めに空港に来たため搭乗までの

時間は3時間でタップリある。

(早割の半額チケットのため変更が出来ない)

荷物は全て預けて身軽になり、お土産屋を

Just Looking

大した買い物はしないが、約40分ほど大分名産

を見てからオープンカフェで休憩する。

勿論、コーヒーではなく、猿渡さんが持参した焼酎

(二本、黒霧島と白岳)の残りがペットボトル一本

半くらいあり、これとツマミを出し、一杯やり始め

る。

定刻16:05発のANA200便に乗り、

一路、羽田空港へ飛んだ。

羽田空港で軽くお蕎麦、うどんを食べて東京組は

解散となりました。

お疲れ様でした。

 

今回の九州登山ツアーは、東京を発つ前の天気予報が「大分地方は連日雨」であり、三日間とも雨中の山行、

ないし、最悪は三日間の温泉三昧も覚悟して臨んだ。

真の晴れ男、晴れ女の集まりであったのか、予報を覆し、行く先々で青空が広がり、九重連峰を2座

(三俣山、平治岳)登頂し、更に満開のミヤマキリシマで山一面がムラサキピンクに染まるのを目の当りに

見て大感激でした。また、素朴な法華院温泉、人気ランキングのトップを争う湯布院温泉と黒川温泉も十分

堪能しました。

これも事前の下見を含め、猿渡さんの計画や判断と心からのサポートのお陰です。

また、ベテランの三輪さんにも適切なアドバイスを頂き、大変お世話になり、有難うございました。

猿渡さん、三輪さん心から御礼申し上げます。

 

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